天皇陛下がお気持ち表明 生前退位はマスコミのミスリード?


ワシです、連日メディアでは五輪の話題が多いけど今回は先日の天皇陛下の生前退位について書こうと思ってる。
ことは8月8日に天皇陛下がお気持ちの表明ということで発表したビデオレターに始まるんやけども、

簡単に言うと陛下自身82歳というご高齢・また近年二度の手術をしていることもあり、天皇として、象徴としての務めや国事行為、公務の円滑な遂行が今後難しくなってくることを懸念しているということや。

当然これは自分にとっての都合なんてことではなくて、天皇としての公務が滞ることによって日本・国民にとって大きな影響を与えることや、現状の皇室の規定(皇室典範)で皇位継承をするということは非常に大変であることも述べられてる。
また公務の縮小や、天皇が未成年であった場合の現状の皇室典範における懸念も述べられてるんや。
以下はその一文の抜粋になるけども

 

「天皇の高齢化に伴う対処の仕方が、国事行為や、その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには、無理があろうと思われます。また、天皇が未成年で あったり、重病などによりその機能を果たし得なくなった場合には、天皇の行為を代行する摂政を置くことも考えられます。しかし、この場合も、天皇が十分に その立場に求められる務めを果たせぬまま、生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません。


天皇の終焉に当たっては、重い殯(もがり)の行事が連日ほぼ2ヶ月にわたって続き、その後喪儀に関連する行事が、1年間続きます。その様々な行事と、新時 代に関わる諸行事が同時に進行することから、行事に関わる人々、とりわけ残される家族は、非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。こうした事態を避け ることは出来ないものだろうかとの思いが、胸に去来することもあります。」

 

 

というように、天皇陛下が現在の皇室典範で皇位継承した場合に起こることを懸念してるんが分かると思う。
またお気持ちの最後には
「憲法の下、天皇は国政に関する権能を有しません。そうした中で、このたび我が国の長い天皇の歴史を改めて振り返りつつ、これからも皇室がどのような時にも 国民と共にあり、相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう、そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく、安定的に続いていくことをひとえに念じ、こ こに私の気持ちをお話しいたしました。 
 国民の理解を得られることを、切に願っています。」

と言うお言葉が述べられてるわけや。
正直この「お言葉」を読んでない人は一度は読んでみるほうがいいと思う。

天皇としての務めを果たしたいお気持ちと、自身の体力に対しての葛藤、国民・日本の幸福を第一に考えたうえで今回のお気持ちを表明されたっていうことが文章だけでも伝わってくるとおもうんや。

「憲法の下、天皇は国政に関する権能を有しません」
という言葉からも分かるように、現状の皇室典範を変えるとしたら政治の話になってくるわけなんやが、天皇は国政に関与することはできんわけや。

当然この皇室典範改正に関しての議論は今後活発に行われると思うし、政治上非常に大きな課題になるやろな。
ただ今回この「お気持ち」を表明されてからのメディア(特にテレビ)の報道の仕方に関してワシは非常に不快な気持ちなんや。

というのは今回の「お気持ち」の中に生前退位って文言は一言たりとも書いてないんやな。
確かにこの「お気持ち」を読んで生前退位を望んでいる、っていう考え方はできるかもしれん。

ただ陛下の言葉にもあるように「国民の理解を得られることを切に願っています。」
これが大事なんじゃないのか?って思うわけや。
国民一人一人が「今回のお気持ち」に関してどうすればいいのかを考えることが必要やと思うんやな。

それに対してのメディアの報道は「陛下が生前退位を望んでいる」っていう結論ありきな気がしてならんのや…
生前退位だけでなく、陛下が日本・国民の幸福を第一に考えて現状の皇室典範で起こりえる問題を述べられたわけやから生前退位だけで問題解決!って話ではないと思う。

天皇陛下は公人中の公人とも言われてる中で今回のお気持ちの表明っていうのは非常に悩まれたと思う。

高齢の中、天皇としての務めを果たし常に国民の幸福を願ってこられた陛下の「お気持ち」をどう受け止めるのか、メディアからの受動的な情報だけじゃなくて、国民一人一人がこの「お気持ち」を咀嚼して考えることが何より大事やと思うんやけどな。

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