奈良ドリームランド跡地が解体へ…再開発が進まない原因とは?

今から10年前に閉園した奈良ドリームランド、閉園後もアトラクションなどは撤去されず廃墟のような姿を保っていたが、来月より跡地の解体工事が行われることが決定した。

2006年の夏の営業を最後に閉園した奈良ドリームランドはその後買い手がつかず放置されていたが、昨年大阪の不動産会社「SKハウジング」に落札された。

この不動産会社によると跡地への侵入や、駐車場だったスペースを勝手に利用して騒ぐなど、管理上の問題が多く上がったため今回の解体に踏み切った。

再開発は未定、原因は「風致地区」指定


閉園から10年たっても建て替えや再開発が進まなかった原因として、このドリームランド跡地が「風致地区」に指定されてることが原因である。

風致地区とは都市計画法によって指定される地区のこと、この地区内では自然保護や景観維持の観点から建築や再開発に制限がかかってしまう。

ドリームランド跡地はこの風致地区に指定されているため、学校や福祉施設などの公共施設の様な開発しか認めらず 土地を買っても使い道が見つからないという問題があった

。 このため再開発は難航し、長らく競売に出しても入札ゼロという事態が続いた。

今回の不動産業者が2015年に7.3億円という破格の安さで落札し、今後の開発・利用が期待されていた。

サバゲー・撮影スタジオ・プールの復活…期待された再利用は叶わず


実は私自身奈良ドリームランドが閉園する年にアルバイトしていた、

当時は閉園を惜しむ声も多く、また奈良県内の遊園地のひとつ「あやめ池遊園地」も閉園したこともあり奈良県の遊園地は生駒山上遊園地ただ一つとなってしまった…

ユニバーサルスタジオジャパンが大阪にできて以来、奈良県の遊園地は客足が減り、遊具も時代遅れのものが多かったため必然といえるかもしれない。

しかし夏場のレジャープールは毎年人気で規模も大きく収益も見込めたことから復活してほしいとゆう声も多い。

残された園内跡地も敷地が広く、サバゲーフィールドや映画の撮影など現状のままでも用途はあっただろうに非常に残念である。

何より当時アルバイトをして、多くの人と関わることのできた奈良ドリームランドが完全に無くなってしまうことが本当に悲しい…

再開発の予定はまだ決まっていないが、解体する以上なにか良い使い道を見つけてほしいと切に願います。

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