すっかりお馴染みとなった完全ワイヤレスイヤホンだが、やはり定番と言えばAPPLEの”AirPods”である。
もし仮にiPhoneユーザーがワイヤレスイヤホンの購入を考えているなら間違いなく上位モデルの【AirPods Pro】をおすすめする。
ずいずい
おすすめの一番の理由としては2台のデバイスを同時接続&自動切換えする【マルチポイント機能】が便利すぎる事!
また、それ以外にもIP57防水や外音取り込み機能・アクティブノイズキャンセリングなど2万円とは思えないほど充実した機能性を備えているのだ!
もちろんiPhoneでの使用もバッチリ可能なので以下のレビューを見て自分に合ってる方を選ぶのもあり!
※2020年12月追記
本機の後継機種である「Jabra Elite 85t」が発売されました!
主な機能は以下の75tを踏襲しつつ、ノイズキャンセリング機能やマイクの数が強化されているので価格や求める機能(防水等)を加味して選ぶと幸せになれます(多分)
85tが発売されたことにより、こちらの75tシリーズは値下げが入ったのでコスパはさらに向上しているズイ!
ちなみJabraというメーカーはデンマークの企業で、世界初のBluetoothヘッドセットを発売したり、補聴器の製造なども手掛ける北欧の老舗オーディオ企業なのだ!
今回はそんなJabra Elite Active 75tを実際に使用した感想も踏まえレビューしていくズイ!
目次ズイ₍₍(ง˘ω˘)ว⁾⁾ズイ
Jabra Elite Active 75tのすげぇ機能・良い点一覧
ずいずい
・マルチポイント機能に対応し、2台のデバイスを同時接続&自動で切り替えるので超快適!
・AirPods Proと同じくカナル型で装着性・遮音性が高く外れにくい!
・高音質で特に低音が強力!アプリからイコライザー調整も可能!
・聴力検査形式で個人に合わせた音量バランスに設定してくれる「My Sound機能」
・外音取り込み機能有り、遮音性も高くシステムアップデートでアクティブノイズキャンセリング(ANC)も搭載
・重量は片耳わずか5.5グラムでAirPods Pro(5.4グラム)とほぼ同等
・イヤホン単独で7.5時間、ケース充電を利用すれば28時間のバッテリー持ち(ケース充電はType-Cとワイヤレス充電も可能)
・Bluetooth5.0,対応コーデックはSBCとAAC、aptX非対応だがその分途切れにくく接続性は非常に高い
・スマホの音声アシスタントも呼び出し可能(Siri/Googleアシスタント/Alexaは消えたっぽい)
・IP57規格準拠でイヤホン付けながらシャワーを浴びても大丈夫らしい(防塵防水2年保証)
・4つのノイズキャンセリングマイクで通話品質も高くテレワークにも十分使える
・物理ボタンなのでタップ式よりも操作性が高く、アプリにて動作割り当ても可能
・最後に接続が途切れた場所を確認できる「Find My Jabra機能」で紛失場所が分かる
・片耳での使用も可能(右耳のみ)、電源の自動ON/OFFも対応
といった感じでJabra Elite Active 75tは多機能かつ使い勝手も抜群!なのに価格は2万円程でAirPods Proの約7割と、非常にコスパが良いイヤホンと言えるズイ!
ちなみに防水性能以外は同じ機能を持つ【Jabra Elite 75t】なら約2000円安く購入可能なのでライフスタイルに合わせて選ぶといいかも(それでも防水防塵等級がIP55相当ある)
実際に使ってみると音質も操作性も非常に良くて購入前の期待値を遥かに上回るイヤホンだった!ずいずい
ここからは各種機能を掘り下げて紹介していくぞい!
これが目玉!マルチポイント機能はWindowsパソコンとスマホの同時接続が快適すぎ!
Jabra Elite Active75tの最大の特徴といえばこの「マルチポイント機能」である
例えばスマホとデスクトップパソコンをあらかじめペアリング設定しておき、接続範囲内にそのデバイスがあれば2台同時に接続することが可能なのだ!
従来のBluetoothイヤホンなどはスマホに接続していた場合、一度切断してからパソコンに接続し直す必要があったズイ
しかしこのマルチポイント機能を使えば2台同時に自動接続してくれるので手間もなく非常に快適!
ちなみにこの「同時接続」はあくまで接続であって、2つのデバイスからの音源を「同時再生」することはできないので注意してほしい。
とはいえこのJabraの凄い所は同時接続中の2台を自動で切り替えてくれる所なのだ!
【自動切換えの実例】
・パソコンでYouTubeを再生中にスマホで音楽を鳴らす→YouTubeが一時停止してスマホからの音楽が流れる(逆も然り)
・パソコンでYouTubeを見ている時にスマホに電話が掛かってくる→YouTubeが一時停止してイヤホンから着信音が流れる→右耳ボタンを押して通話開始→通話を終了するとYouTubeが再生を開始
ずいずい
またイヤホン側には最大8台までペアリング登録可能(マルチデバイス機能)、私の場合は「家のデスクトップPC/メインスマホ/職場のノートPC」を登録しているので
【家の中ではスマホ&デスクトップPCの同時接続】
【職場に行けばスマホとノートPCの同時接続】
が自動で行われるので正にシームレス!
ちなみに登録しているデバイスが近くに3台以上ある場合は切り替え操作が必要なのでご注意を。
マルチポイント機能の恩恵を最大限生かすのなら私のように作業エリア内の登録デバイスは2つまでにしておくのがベストかなと思うズイ!
現状このマルチポイント機能が使える完全ワイヤレスイヤホンとなると選択肢は非常に少ない上に、その他の機能面・音質・価格を考慮すればJabra Elite Active75t一択と言っても過言ではないズイ!
※追記 後継機種である「Jabra Elite 85t」や「Huawei Free Buds Pro」などマルチポイント機能が使える機種も増えてきました!
音質・外音取り込み・ノイズキャンセリング・通話品質・防水性能すべてにおいて高水準!
・音質面ではイヤホンとは思えないほど低音が効いた高音質のサウンドが体験できる、また専用アプリにてイコライザー調整・シーン別の設定も可能なので好みの音質にカスタマイズできるので安心ズイ
通話品質に関しても4つのノイズキャンセリングマイクのお陰で通話してても聞き返されることもないし、Skype・ZOOMなどでも問題なく使用できたので在宅ワークにもおすすめ!
・外音取り込み機能「Hear Through」も優秀!
デフォルトでは左耳の物理ボタンを1回押すだけでON/OFFの切り替えが可能、4つのマイクで外音をしっかり取り込んでくれるし、アプリで強弱の調整も可能なのだ!
AirPodsなどのタップ式操作だと押したつもりが押せてなくてストレスを感じることも多かったけどJabra Elite Active75tは物理ボタンなので確実性があって使いやすいズイ
(物理ボタンは軽く押せば反応するので便利)
・遮音性とノイズキャンセリング機能に関してだけど、Jabra Elite 75シリーズは「パッシブノイズキャンセリング」を謳っている。
これは単純に遮音性が高いというだけで外部からの音を電子的に打ち消したりはしていない=いわば耳栓のようなもの
実際使ってみると確かに遮音性は高く、外音取り込み機能を使わないと会話をするのが困難なレベルではある。
しかしAirPods Proなど電子的に外音を打ち消す「アクティブノイズキャンセリング(ANC)」に比べると劣ってしまうのは否めない…
私がJabra Elite 75シリーズを購入するうえで一番悩んだのがこのANC機能が無い点だったのだが、なんと2020年10月中盤にソフトウェアアップデートによってアクティブノイズキャンセリング機能が使えるようになったのである!
※追記 アップデートによるANC.アクティブノイズキャンセリング機能を使用したのだが想像以上に凄かった!


アクティブノイズキャンセリング機能も人や環境に合わせてチューニング可能!黄色いゾーンの中から最適なポイントを探って状況にベストなANCを設定できるズイ!
ずいずい
そもそも「外音を打ち消す音」をイヤホンから出すのがANCの原理なので、マイク性能や音質に優れている75tであれば高性能のANCは造作もないことだったのだ
・Elite Active75 tはIP57相当の防塵防水規格に対応しており、【埃・水・汗】による故障には2年保証が付いているので安心!
運動時の使用が多い人には防水性能が向上しているActive75 tが特におすすめで、シャワー中の使用も可能とのこと(シャンプーなどの洗剤はNGらしい)
流石に試す勇気は無かったが保証が使えるので気になる人は試してみてほしいズイ
・コーデックはapt-X非対応となっているのでガッカリする人も多いのかもしれない、私もせっかくAndroidで使うのであればapt-X対応イヤホンが良いと最初は悩んでいたズイ…
しかしapt-Xは低遅延がウリではあるものの接続性に難点がある。
ワイヤレスイヤホンにおいてどちらが優先かと言えばやはり接続の安定感が大事!
実際に使用している身としては人混みの中でも途切れることなく非常に安定しているし、動画などを見ていても遅延を感じたことは無いのでSBC&AACの選択は正解だと思うズイ
ぶっちゃけSBC/AACとapt-Xの遅延差を気にする必要がる状況ならば有線イヤホンを使うのがベストなので、これに関しては杞憂であったなと今に思うズイ
専用アプリ「Jabra Sound+」が多機能!聴力測定で個人に最適な音量バランスを設定!

Jabra製イヤホン・ヘッドホン専用のアプリ「Jabra Sound+」では上記のようにイコライザー調整やプリセットによる音質調整が可能。
他にも外音取り込み機能のON/OFFや製品アップデート、イヤホンを紛失した際に最終接続位置を確認できる「Find My Jabra」機能などかなりの多機能っぷり!
なかでも感心したのが「My Sound機能」で、これはイヤホンを付けてアプリ上で聴力検査を行い、左右の聞き取り結果から個人に最適な音量バランスを設定してくれるというもの


私は左耳の聴力が昔から悪く(日常に問題ないレベルだが)定期健診の聴力検査ではよく引っ掛かっていたので、個人の聴力に合わせて音量バランスを設定してくれるMy Sound機能は画期的だなと思ったズイ
この辺りはさすが補聴器も作っているJabraだからこそ!
また、測定を繰り返すほど精度が向上するそうなので、左右の聴力バランスが気になる人はこの機能だけでもElite Active75tを使う理由になるなるのではなかろうか
そして地味に便利なのが作業用環境音を流せる「サウンドスケープ機能」で、ホワイトノイズや雨音など「作業時に聞くと何故か捗る・落ち着く」ノイズ類をアプリでループ再生することができるのだ
YouTubeなんかで作業用音源を探すのもいいけど広告やら自動再生などが面倒なので、このサウンドスケープは結構助かる便利な機能ズイ
その他にも物理ボタンを押した際の動作割り当てを変更したり、通話時のイコライザー・側音設定なども可能・
デフォルトでは右耳を二回押すとスマホ本体の音声アシスタントを使用することができるので、スマート家電の操作からスケジュール管理・電話を掛けてもらうなど使い方次第で非常に便利な相棒になってくれる
ちなみに音声アシスタントはスマホ本体標準の音声アシスタンになるため、現状iPhoneの場合はSiriのみ。
AndroidスマホならGoogleアシスタントか本体設定で標準アシスタントをAlexaに変更することでAlexaを使用可能になる。
私が購入した際は【音声アシスタント対応!Siri/Googleアシスタント/Alexa】の表記があったが、この記事を書いている現在はAlexaが消えているので今後のアップデートでは使用できないかも…?
どうしてもAlexaを使用したい人は要注意!
バッテリーは単独使用で最大7時間!Qiワイヤレス充電対応ケースで使い勝手も良い
Jabra Elite Active75tはイヤホン単独で最大7時間の使用が可能、充電ケースを含めると最大28時間の使用ができるロングライフ設計!
ケースはUSBtype-Cケーブルで充電する通常ケースと、Qiワイヤレス充電にも対応したワイヤレス充電ケースの2種類が選択可能
個人的には2千円上乗せのQiワイヤレス充電対応ケースがおすすめ!
以前記事にしたQiワイヤレス充電マウス付属の充電マウスパッドに置くだけで充電してくれるので非常に気軽!
イヤホン収納時はマグネットでパチッとくっつくので不意にケースが開いても落下する可能性は低そう(ケースの蓋もマグネットがあるので安心)
とはいえケースをぶら下げて走ったりすれば流石に中身を撒き散らかしてしまうので基本はポケットに入れておこう!
Jabra Elite Active75tのまとめ
長くなったけど少しはJabra Elite Active75tの魅力を分かっていただけただろうか?
一番の目玉機能であるマルチポイント機能を実装している完全ワイヤレスイヤホンはまだまだ少なく、なおかつ他の機能面でもここまで優秀な機種となるとJabra Elite Active75シリーズぐらいである
ちなみにAirPods Proは先日のアップデートによりApple製品間に限ってのマルチポイント機能が使えるようになったので、MacやiPadなどのAPPLE製品を複数使っている人にはやはりAirPodsProがおすすめかな
逆にスマホはiPhoneだけど、パソコンはWindowsでタブレットはAndroid系というライトユーザにはElite Active75tがおすすめズイ
個人的には2020年に購入したガジェット中でも一番「買って正解だったガジェット」なので、完全ワイヤレスイヤホンを探している人はJabraのElite Active75tを検討してみてはいかだろうか